楽天証券はどんな人に向いている?子育て世帯目線で感じるメリットと注意点

投資初心者

新NISAを始めるとき、楽天証券とSBI証券のどちらにするか迷う人は多いと思います。

僕自身は、妻と子ども2人の4人家族で、家計を支えながらS&P500を中心に積み立てています。自分の証券口座は楽天証券、妻はSBI証券を使っています。

両方を家計の中で管理する立場から感じるのは、楽天証券は「楽天カードや楽天銀行を使いながら、投資をできるだけシンプルに続けたい人」と相性がいいということです。

一方で、楽天のサービスをほとんど使わない人や、Vポイントを中心に貯めている人まで、無理に楽天証券を選ぶ必要はありません。

この記事では、楽天証券を実際に使っている子育て世帯の目線から、メリットだけでなく注意点や向いていない人まで正直にまとめます。

結論:楽天証券が向いている人・向いていない人

最初に結論をまとめると、楽天証券が向いているのは次のような人です。

  • 楽天カードや楽天銀行をすでに使っている
  • 新NISAで投資信託を毎月積み立てたい
  • 楽天ポイントを投資にも使いたい
  • 入金や積立を自動化して、管理の手間を減らしたい
  • 細かな条件よりも、家計全体の分かりやすさを重視したい

反対に、次のような人は楽天証券にこだわらなくてもいいと思います。

  • 楽天のサービスをほとんど使っていない
  • 三井住友カードやVポイントを中心に使っている
  • ポイント制度の変更が気になる
  • IPOや外国株など、投資信託以外の機能を最優先したい
  • 対面で相談しながら投資したい

楽天証券は万人にとって絶対の正解ではありません。ただ、楽天のサービスをある程度使っていて、低コストの投資信託を自動積立したい初心者には、かなり使いやすい選択肢です。

【「新NISAを始めるなら証券口座はどこがいい?子ども2人・一馬力家庭の選び方」】

僕が楽天証券を使っている理由

僕が証券会社に求めているのは、短期売買の機能ではありません。

毎月の積立を自動化できて、家計管理の邪魔にならず、長期間続けられることを重視しています。

子どもが2人いると、教育費や旅行、車の維持費など、投資以外にもお金を使う場面があります。毎月その都度入金して商品を買う方法では、忙しいときに積立を忘れたり、相場を見て余計な判断をしたりしかねません。

その点、楽天証券なら楽天カードで投信積立を設定できます。僕にとっては、数%の還元率を追いかけることより、一度設定した積立が自動で続くことのほうが重要です。

現在は銀行やカードも整理し、投資資金の管理をできるだけシンプルにしています。サービスを増やしてポイントを最大化するより、少数の口座とカードで把握できる状態のほうが、長期投資は続けやすいと感じています。

楽天証券を使って感じる5つのメリット

1.楽天カードで投信積立を自動化できる

楽天証券では、楽天カードを使って毎月100円から10万円まで投資信託を積み立てられます。NISAのつみたて投資枠にも対応しています。

積立額に対するポイント還元率は、カードの種類と投資信託の代行手数料によって異なります。代行手数料が年率0.4%未満の投資信託では、通常の楽天カードは0.5%、楽天ゴールドカードは0.75%、楽天プレミアムカードは1%です。

対象ファンドや条件は変わる可能性があるため、口座開設や積立設定の前に楽天証券の公式ページで確認してください。

僕は、ポイントはあくまでおまけだと考えています。それでも、毎月行う積立を自動化しながらポイントも受け取れるのは、楽天証券の分かりやすいメリットです。

参考:楽天証券「クレカ積立」公式ページ

2.楽天ポイントを投資に使える

楽天証券では、楽天ポイントを投資信託や国内株式などの購入に利用できます。

買い物でもらったポイントを消費に使うのではなく、投資へ回せるのは楽天ユーザーにとって便利です。少額から試せるため、自分のお金をいきなり大きく動かすのが怖い初心者にも始めやすい仕組みだと思います。

ただし、ポイントがあるから無理に商品を買うのは本末転倒です。先に投資方針と商品を決め、その商品を買うときに使えるポイントがあれば利用する、という順番がいいと思います。

3.楽天銀行と連携すれば入出金の手間を減らせる

楽天銀行と楽天証券を「マネーブリッジ」で連携すると、自動入出金を利用できます。

証券口座の買付資金が不足している場合でも、楽天銀行から自動で入金されるため、毎回手動で資金を移す必要がありません。売却代金などを楽天銀行へ自動で戻す設定もできます。

子育て世帯では、数百円分のポイント差より、管理にかかる時間を減らせることのほうが大きなメリットになる場合があります。

一方、楽天銀行を使わない人は、この連携メリットを十分に受けられません。楽天証券単体でも利用できますが、楽天銀行とセットで使う人のほうが便利さを感じやすいです。

4.新NISAで低コストの投資信託を選びやすい

楽天証券のNISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠を利用できます。投資信託の買付手数料は無料で、NISA対象の国内株式や米国株式なども取引手数料無料の対象があります。

僕が積み立てているeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のように、長期積立でよく選ばれる低コストのインデックスファンドも購入できます。

ただし、「楽天証券を選べば運用成績が良くなる」という意味ではありません。同じ投資信託を買うなら、基本的な値動きはどの証券会社で保有しても同じです。

証券会社選びで差が出るのは、商品の中身よりも、積立方法、ポイント、画面の使いやすさ、銀行やカードとの連携です。

【「新NISAはオルカンかS&P500どっち?26歳会社員がS&P500を1本にした理由」】

5.初心者でも積立状況を確認しやすい

楽天証券には多くの機能があるため、最初は画面の情報量が多いと感じるかもしれません。

それでも、投資信託の積立設定や保有資産の確認など、長期積立で頻繁に使う機能はまとまっています。毎日売買するのではなく、積立設定後にときどき状況を確認する使い方なら、大きく迷うことはありませんでした。

初心者のうちは、すべての機能を使いこなそうとしなくても大丈夫です。口座開設、積立設定、保有商品の確認という最低限の操作ができれば、インデックス投資は続けられます。

楽天証券を選ぶ前に知っておきたい4つのデメリット・注意点

1.楽天を使わない人にはメリットが薄い

楽天証券の強みは、楽天カード、楽天銀行、楽天ポイントとの連携にあります。

裏を返すと、これらを使わない人にとってはメリットが薄くなります。すでに三井住友カードとVポイントを中心に家計を組んでいるなら、SBI証券のほうが自然に管理できる可能性があります。

証券会社を決めてから生活のすべてを無理に楽天へ寄せる必要はありません。今使っている銀行、カード、ポイントとの相性から選ぶほうが、管理はシンプルになります。

2.ポイント還元率や条件は変わる可能性がある

ポイント制度はずっと同じとは限りません。実際、クレカ積立の還元率はカードの種類や対象ファンドによって異なり、制度変更もあり得ます。

「今のポイント還元が一番高い」という理由だけで証券会社を選ぶと、条件が変わったときに不満が出やすくなります。

長期投資では、数カ月分のポイント差より、10年、20年と積立を続けられる仕組みのほうが重要です。ポイントは比較材料の一つにとどめたほうがいいと思います。

3.楽天カード積立には上限や対象外がある

楽天カード積立は毎月10万円が上限です。また、楽天証券と楽天カードの名義が一致している必要があり、家族カードは利用できません。

夫婦で新NISAを使う場合、夫の家族カードで妻の証券口座を積み立てることはできません。それぞれ本人名義の証券口座と決済方法を用意する必要があります。

我が家では、僕は楽天証券、妻はSBI証券と分けています。夫婦で同じ証券会社にそろえる方法もありますが、必ずしも一つに統一する必要はありません。どちらが管理するか、どのカードや銀行を使うかまで含めて決めることが大切です。

【「証券口座を夫婦でどう分ける?我が家ならこう考える」】

4.対面で相談したい人には向かない

楽天証券はネット証券です。自分で商品を選び、インターネット上で手続きを進めるのが基本になります。

「どの商品を買えばいいか担当者に相談したい」「店舗で説明を聞きながら手続きしたい」という人には、ネット証券そのものが合わない可能性があります。

ただし、担当者が勧める商品が自分にとって最適とは限りません。対面の安心感と、商品コストや選択肢の違いは分けて考える必要があります。

楽天証券とSBI証券で迷ったときの決め方

楽天証券とSBI証券は、どちらも新NISAの有力な選択肢です。投資信託を長期積立するだけなら、どちらを選んでも致命的な差になるとは考えていません。

迷ったときは、次の基準で考えると決めやすいです。

重視すること候補になりやすい証券会社
楽天カード・楽天銀行・楽天ポイントとの連携楽天証券
三井住友カード・Vポイントとの連携SBI証券
家族がすでに使っていて管理に慣れている同じ証券会社を検討
夫婦の資産をログアウトせず分けて管理したい別の証券会社に分ける方法もあり
IPOや外国株など投信以外の機能を重視商品・サービスを個別に比較

僕は楽天証券、妻はSBI証券を使っています。この形は、ログイン先が分かれるため、誰の資産か区別しやすいのがメリットです。

ただし、夫婦で同じ画面や操作にそろえたい家庭なら、同じ証券会社のほうが管理しやすい場合もあります。大切なのは世間のランキングではなく、自分の家庭で続けやすいかどうかです。

【「新NISAを始めるなら証券口座はどこがいい?子ども2人・一馬力家庭の選び方」】

楽天証券で新NISAを始める前に決めておきたいこと

口座開設の前に、少なくとも次の3点は考えておいたほうがいいです。

生活防衛資金をいくら残すか

新NISAは便利な制度ですが、投資したお金は値下がりする可能性があります。

生活費、教育費、車検、家電の故障など、近いうちに使う可能性があるお金まで投資に回すべきではありません。特に一馬力や子育て世帯では、投資額より先に手元現金を確認する必要があります。

【「子ども2人いても生活防衛資金はいくら必要?我が家が決めている目安」】

毎月いくらなら無理なく続けられるか

最初からNISA枠を満額使う必要はありません。積立額は多いほどいいのではなく、家計が苦しくなっても売らずに続けられる金額にすることが大切です。

積立額は後から変更できます。迷うなら少額で始め、家計を確認しながら増やすほうが失敗しにくいと思います。

【「新NISAは月いくら投資すればいい?」】

何を買うか

証券口座を開設しても、商品を選ばなければ投資は始まりません。

僕はS&P500を中心に積み立てていますが、全世界株式のインデックスファンドなど、別の選択肢もあります。人気だけで決めず、どこへ投資する商品なのか、値下がりしても持ち続けられるかを理解して選ぶことが必要です。

楽天証券の口座開設を検討している人へ

ここまで確認して、楽天カードや楽天銀行との連携が自分に合いそうなら、楽天証券は新NISAの有力な候補になります。

反対に、普段楽天をほとんど使っていないなら、無理に選ぶ必要はありません。先に証券会社の比較記事で、自分の銀行・カード・ポイントとの相性を確認してください。

【「新NISAを始める手順を初心者向けに整理|口座開設前に知っておきたいこと」】

※投資には元本割れのリスクがあります。制度やサービス内容は変更される可能性があるため、最終的な判断は楽天証券などの公式情報を確認したうえで行ってください。

まとめ:楽天証券は「一番お得な人」より「無理なく続けられる人」に向いている

楽天証券は、楽天カードや楽天銀行を使っていて、新NISAの積立をできるだけ自動化したい人に向いています。

クレカ積立やポイント投資は魅力ですが、それだけで証券会社を決めるべきではありません。ポイント制度は変わる可能性があり、同じ投資信託なら証券会社によって運用成績が変わるわけでもないからです。

僕が楽天証券を使い続けている大きな理由は、還元率だけではなく、家計の中に投資を組み込みやすく、自動積立を続けやすいことです。

子育て世帯の資産形成では、一時的なお得さより、生活を苦しくせずに続けられる仕組みのほうが大切です。楽天証券が自分の銀行やカード、家計管理の方法に合うかを確認してから選んでみてください。

この記事を書いた人

26歳会社員。妻と子ども2人の4人家族です。一馬力で家計を支えながら、S&P500を中心に資産形成を続けています。このブログでは、新NISA・投資・家計管理・資産推移を、できるだけ正直に発信しています。

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