目次
- まず口座開設前に知っておきたいこと
- 初心者向けの手順はこの5つで考えれば十分
- 使う金融機関を決める
- 必要書類をそろえて申し込む
- いくら積み立てるかを決める
- 買う商品を絞る
- 積立設定をして、あとは続ける仕組みにする
- 口座開設前に知っておくとラクになること
- まとめ
新NISAを始めようと思っても、最初は何から手をつければいいのか分かりにくいと思います。
証券口座を選ぶところから迷うし、口座開設の前に何を決めておくべきかも意外と見えません。
しかも新NISAは、誰でも複数の金融機関で自由に使えるわけではありません。
1人1口座までで、つみたて投資枠と成長投資枠を別々の金融機関で使うこともできない。さらに金融機関の変更はできますが、基本は年単位です。だからこそ、最初の選び方はそれなりに大事です。 (国税庁)
新NISAの制度自体はかなり強く、年間投資枠はつみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円、合計360万円です。非課税保有期間も無期限なので、長く積み立てる人にはかなり使いやすい制度です。 (国税庁)
とはいえ、制度が良いことと、自分の家計に合った始め方ができることは別です。
初心者ほど、制度の強さに引っ張られすぎず、無理なく始めて続けられるかを先に考えたほうが失敗しにくいと思います。
まず口座開設前に知っておきたいこと
最初に知っておきたいのは、新NISAは
「とりあえず口座を開けば何とかなる制度」ではない
ということです。
口座を作る前に、最低限決めておいたほうがいいのは次の3つです。
- どの金融機関を使うか
- 毎月いくら積み立てるか
- 何のためのお金なのか
この3つが曖昧なまま始めると、口座は作れても積み立て設定で止まったり、始めてすぐに金額が苦しくなったりしやすいです。
制度の上限は大きいですが、最初から満額を目指す必要はまったくありません。
むしろ初心者ほど、少し物足りないくらいの金額で始めたほうが続きやすいと思います。
次に大事なのは、必要書類です。
NISA口座の新規開設では、金融機関に非課税口座開設届出書を提出し、あわせて本人確認書類とマイナンバー確認書類の提示や提出が必要です。マイナンバーカードがあれば比較的スムーズですが、ケースによっては住民票の写しなどが必要になることもあります。ここを後回しにすると、申し込み途中で止まりやすいです。 (国税庁)
初心者向けの手順はこの5つで考えれば十分
初心者向けに整理すると、新NISAを始める手順は次の5つで十分です。
- 使う金融機関を決める
- 必要書類をそろえて申し込む
- いくら積み立てるかを決める
- 買う商品を絞る
- 積立設定をして、自動で続く状態を作る
順番に見ると、そこまで複雑ではありません。
問題は、一気に全部を完璧にやろうとして止まることです。
1. 使う金融機関を決める
最初の一歩は、証券会社を決めることです。
ここで完璧に比較しようとすると、かなり疲れます。
初心者のうちは、
- 普段使っている銀行やカードと相性がいいか
- アプリや画面が分かりやすそうか
- 自動積立が使いやすそうか
このくらいで絞るので十分だと思います。
新NISAは金融機関を変更できないわけではありませんが、変更は年単位です。
だから最初から全部を最適化しようとするより、大きく外さないことのほうが大事です。 (国税庁)
2. 必要書類をそろえて申し込む
金融機関が決まったら、本人確認書類とマイナンバー確認書類を準備して申し込みます。
この段階では、手続きそのものより、途中で止まらないことが大事です。
書類不備や入力ミスで時間がかかると、やる気が落ちやすいからです。
初心者ほど、口座開設は勢いがあるうちに終わらせたほうがいいと思います。
新規開設時には、金融機関に非課税口座開設届出書を提出し、本人確認書類とマイナンバーの提示・提出が必要です。 (国税庁)
3. いくら積み立てるかを決める
口座開設前後で迷いやすいのがここです。
でも、ここでいきなり制度上限を見る必要はありません。
大事なのは、生活費と別で続けられるかです。
新NISAは長く使う制度なので、最初に無理をすると続きません。
初心者のうちは、
「増やせるか」より「止めずに続けられるか」
で金額を決めたほうがいいです。
制度上、つみたて投資枠だけでもかなり使えますし、成長投資枠まで最初から使い切る必要はありません。新NISAの年間投資枠はつみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円ですが、上限まで使うかどうかは家庭の状況次第です。 (国税庁)
関連記事:「毎月いくら残せばいい?子育て世帯の投資額を決める3つの基準」
4. 買う商品を絞る
ここで悩みすぎる人も多いです。
ただ、初心者のうちは最初から商品を増やしすぎないほうがいいと思います。
つみたて投資枠は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託が対象です。つまり制度の段階で、ある程度「初心者向け」の商品群に寄せられています。 (国税庁)
だから最初は、
長く持てそうか
自分が理解しやすいか
を基準に、数を絞って始めるほうが失敗しにくいです。
5. 積立設定をして、あとは続ける仕組みにする
最後は積立設定です。
新NISAで一番大事なのは、実は口座開設そのものより、
自動で続く状態を作ること
だと思います。
毎月手動で入金して買うより、自動積立の形にしてしまったほうが続きやすいです。
初心者のうちは、始めることより、途中で止まらないことのほうがずっと重要です。
口座開設前に知っておくとラクになること
もう一つ知っておくとラクなのは、NISA口座の開設状況はe-Taxで確認できるということです。
過去にどこかで口座を作っていたか分からない人や、家族の手続きと混ざって不安な人には地味に役立ちます。
初心者ほど、「今どこで口座を持っているか分からない」というところで止まりやすいので、こういう確認手段があることは知っておいて損はないです。国税庁は、e-TaxのマイページなどでNISA口座の開設状況を確認できる旨を案内しています。 (国税庁)
まとめ
新NISAを始める手順は、初心者向けに整理するとかなりシンプルです。
- 使う金融機関を決める
- 本人確認書類とマイナンバー書類をそろえる
- 無理のない積立額を決める
- 商品を絞る
- 自動積立の設定をする
そして口座開設前に知っておきたいのは、
NISA口座は1人1口座で、つみたて投資枠と成長投資枠を別の金融機関で使えないこと、さらに金融機関の変更はできても年単位だということです。だからこそ、最初の比較で疲れすぎず、でも家計に合う口座を選ぶことが大事です。 (国税庁)
新NISAは、始める前は難しく見えます。
でも手順を分けて考えれば、初心者でもそこまで複雑ではありません。
最初から完璧を目指すより、
大きく外さずに始めて、続けられる形を作ること。
これが一番大事だと思います。

